1997年11月16日は、サッカー・フランスW杯アジア最終予選第3代表決定戦(於ラルキンスタジアム,ジョホールバル,マレーシア)、日本代表がワールドカップ本大会初出場を決めた、いわゆる「ジョホールバルの歓喜」の試合からちょうど20年となる記念すべき日である(岡野雅行のゴールデンゴールによる試合終了は日本時間では日付をまたいで17日)。

 この試合の録画映像(VHS)を見直して気が付いたことを書き留めてみた。

何と!NHKの解説が松木安太郎だった
 試合の中継を担当したのは、地上波はフジテレビ、

ブレンボローター エスティマ エミーナ TCR11G 92/1~96/8 フロント用左右1セット,[#tong##]

■新たな評価基準の設定! ■国産車から輸入車、軽自動車からクロカン四駆まで幅広いラインナップ。■精度面では平行度、厚み偏差などを高レベルで設定し鳴きや振動の抑制に成功。■素材にはブレーキパッドとのミュー特性を考慮し定評のあるFC材を採用。■カーボン、シリコンをはじめとする各種添加剤を絶妙に配合し強度、耐熱性、耐クラック性を向上。※防錆処理・熱処理は一部車種によって異なります。●価格は2枚一組のセット価格です。☆適合車種を必ずご確認下さい☆●メーカー名:トヨタ●車種:エスティマ エミーナ ●型式:TCR11G●年式:92/1~96/8●備考:ABS無/Rear DRUM●フロント用●タイプ:●メーカー品番:09.6723.10◆送料◆本州(中国地方を除く)中国/四国/九州/北海道その他離島地域沖縄無料無料1500円1500円代引手数料無料発送までの目安●商品手配後、(銀行振込は入金確認後)から3~5営業日で発送となります。 まれに欠品で納期に時間を要する場合がありますのでお急ぎの方は誠に恐れ入りますが、納期をお問い合わせ下さい。発送詳細●発送は宅急便での発送となり、送料は「お買い物ガイド」に記載の通りとなります。 ●発送業者のご指定は出来ません事を予めご了承下さい。支払方法●支払い方法につきましては、お買い物ガイドを御参照下さい。注意事項●商品手配後(入金後)のキャンセル・商品変更・数量変更は出来ませんので、ご了承下さい。お急ぎの方は必ず在庫確認をして頂き、弊社より回答をさせて頂いた上でご注文下さい。在庫確認の質問を行わなかった場合の納期対応は可能な限り対応させて頂きますが、その時の在庫状況による事をご了承下さい。 ●商品についてはお客様の責任でお選び下さい。画像について●商品掲載画像はイメージ画像になります。 お届けする商品は車両の仕様等によってを異なる場合がございますので 予めご了承下さい。

、衛星波がNHK(BS1)であった。あらためて見直してみて意外だったのは、NHKの解説が松木安太郎氏だったことである。

 松木安太郎氏といえば、民放地上波のサッカー中継(日本代表の国際試合)のメイン解説の常連で、その賑々しくて大仰な実況にふさわしい熱血漢的な解説、応援団長的なキャラクターというイメージがある。これはかなり「公的」なもので、松木氏は厚生労働省のキャンペーンポスターにも「ニッポンの中小企業応援団長」として起用されている。
ウェッズ WedsSports REVSPEC PRIMES 1台分 フロント/リア アテンザスポーツワゴン GJEFW 12/11~ 車台No.200001~
 ところが、NHKでこの試合のコメンテーターを務めた松木安太郎氏は、時折「熱血漢」的な発言はするものの(「ケガなんか関係ないですよ!」みたいな)、終始冷静な口調に徹して解説していた。これがまず意外だった。

 松木氏は、実は民放地上波のサッカー中継の趣向に合わせてキャラクターを作っているという噂があるが、ジョホールバルの試合の中継を見ているかぎり本当かもしれない。

「君が代」を歌わないのは中田英寿だけではなかった
 「ジョホールバルの歓喜」の事実上のマン・オブ・ザ・マッチは、中田英寿で異論がないところだ。中田といえば サマータイヤ 225/50R18 95V ダンロップ エナセーブ RV504 エコフォルム CRS161 7.5-18 タイヤホイール4本セット、この時のW杯予選、試合前の対戦する両国国歌演奏の際に「君が代」を歌わない・歌っていないことが話題もしくは問題になっていた。ジョホールバルの試合でもそうである。このことで少し後、1998年1月にひと悶着起こす。

 しかし、事の本質は「君が代」を歌わない・歌っていないことではない。知らない日本人が多いようだが、そもそも代表選手が試合前のセレモニーで国歌を歌わなければならないという「縛り」は、サッカーの国際試合には存在しない。こういうご時勢で差しさわりがあるから名前は出さないが、あの試合、あのW杯予選の各試合で「君が代」を歌っていない日本代表選手は他にもいる。

【『朝日新聞』1998年1月4日付より】

 では、なぜ、中田英寿が「君が代」の絡みでそんなにマスコミの耳目を引いたのかというと……、この件は長くなるから、エントリーを改めて解説したいと思う。

ジョホールバルの旭日旗
 ラルキンスタジアムのバックスタンドに手描きの旭日旗の横断幕が掲げられているのを見つけた。ジョホールバルは、アジア太平洋戦争(大東亜戦争)の折、山下奉文(やました・ともゆき)将軍指揮下の日本軍がシンガポールを攻略するために上陸した、サッカーのみならず日本にとって因縁のある場所だった。

 スポーツの場における「旭日旗掲示反対運動」をしている清義明(せい・よしあき)氏と木村元彦(きむら・ゆきひこ)氏は、何と思うだろうか? 別に是が非でも旭日旗を掲げさせろという立場ではないのだが、是が非でも旭日旗を封じ込めたい清・木村両氏のやり口は、かえってバックラッシュを生み、新たな憎悪を生むだけではないかと懸念する。

NHK版とフジテレビ版の異同
 いささか感情移入の強いフジテレビ・長坂哲夫アナウンサーの実況と比べると、NHKの山本浩アナウンサーの実況はいたって冷静、対照的である。NHKのスポーツ中継は試合会場の音声を低く抑えて放送する傾向もあって、はじめはNHKは日本のスタジオからモニターを見ながら実況しているのかと思った。

 しかし、試合後にラルキンスタジアムの放送ブースから、山本アナウンサーと解説の松木氏の姿が映って、何だ、現地から実況していたのかと、これまた意外に思ったくらいである。2人とも半袖のワイシャツだったが、ネクタイをしていた。クールビズ以前の話。

 この試合のテレビ中継には、名場面・名セリフがたくさんあるが、NHKとフジテレビの違いで放送されていないものもある。例えば、延長前半のキックオフ直前に日本代表の出場選手、控え選手、監督・コーチ、さらには女性の栄養士(浦上千晶氏)まで、スタッフ全員が加わった大きな円陣を組んでサイキングアップアップを図ったシーン。

【最後に円陣に加わるのが浦上千晶栄養士】

 この場面は、NHKには映っているがフジテレビでは放送されていない(CMが入ったためと思われる)。……と、いうことは、圧倒的に多い地上波(フジテレビ)の視聴者はこの円陣を直接見ていない。多くの日本人は後に放送されたり出版されたりした、ニュース番組の映像や雑誌か何かの写真で知ったのだ。
このピッチの上、円陣を組んで、今散った日本代表は……私たちにとっては「彼ら」ではありません。これは、私たちそのものです。
 延長戦前半キックオフの直前、NHK・山本浩アナウンサーの名セリフである。これも多数派のフジテレビ版の視聴者は直接には知らない。画面はちょうどセンターマークに置かれたボールをアップで映したところで、セリフと画面がピッタリと合った名場面でもあった。録画で見ていても、気障(きざ)なセリフだとは思いながら、まあ、しびれる。

地上波中継に空白地帯があった
 日本代表のフランスW杯本大会出場決定直後、日本列島は狂騒状態になった。NHKの中継では BMW 5シリーズセダン(F10) 用 モーテック グレン スタッドレスタイヤ・ホイール 新品 4本セット トーヨー ウィンタートランパス TX 225/55R17 新品 パーツ バランス調整済み!、静岡、青森、横浜、大阪、名古屋、広島……と、歓喜に沸く日本各地の様子を伝えている。キックオフから試合終了まで日付をまたいでいることから、盆と正月が一緒に来た「ゆく年くる年」といった趣であった。

 その中に、パブリックビューイングをやっていたNHK青森放送局からの放送があった。当地のアナウンサーの言葉から「青森のサポーターも熱く燃えています! 青森県内では、今日のこの試合の模様 、通常の地上波の放送がありませんでしたので、NHKの衛星第一テレビでの視聴ということになりました……」。

ブレンボローター エスティマ ブラック エミーナ TCR11G 92/1~96/8 フロント フロント用左右1セット



 そうなのである。民放地上波で放送する場合、関東・関西・中京圏と違い(あるいはNHKと違い)、東京に5局あるキーステーションに対し、県によっては民放が3つ、あるいは2つしかないというところがある。つまり、この試合は地方によってはフジテレビ系のネット局が存在しない地上波放送の空白地帯が生じていたのだ。

 この試合のフジテレビの平均視聴率は47.9%だったというが ミシュラン スタッドレス LATITUDE X-ICE 2 245/70R17 110T ラティチュード エックスアイス 2 ラティチュードエックスアイス2 LatitudeX-Ice2 ラティチュードエックスアイス X-Ice XI2、あくまで関東圏の視聴率である。日本の総人口が仮に1億人として、国民のうちおよそ4800万人が視たという喩(たと)えは正確な表現とは言えない。

 詳しく調べたわけではないが、サッカー日本代表の試合を民放の地上波に独占中継をさせると、今でも空白県ができるのだろうか? もっとも、一部で唱えられているように、東京に5つあるテレビ民間放送のキーステーションを3つくらいに再編・統合すれば、こうした問題もなくなるのかもしれないが。

 今の地上波テレビ、なかんずく民放の番組はつまんないからね。

中田英寿神話の虚実
 スポーツマンシップではなく「ゲームズマンシップ」にあふれ、日本サポーターを大いに苛立たせたイランのGKアベドザデはプロレスの悪役レスラーになっても成功しそうだ。

 そのアベドザデに「フライングヘッドバッド」を食らわして、自分も脳震盪になった日本のFW城彰二。その城の側頭部に両手をかけて中田英寿が何事かを語り掛けるシーン。

 これもジョホールバルの名場面で「中田英寿神話」の形成にもひと役買っている。一説に、岡田武史監督以下、日本代表のメンバーの誰もが城彰二の異変に気が付かない中、中田英寿だけは(この文言を何度も聞かされ読まされてきた)城の脳震盪に気が付いたのだという……というあたりが、いかにも「中田英寿神話」である。所詮、神話は神話に過ぎないのだが。

 こちらの場面はフジテレビにあって、NHKにはないものである。
試合後は興奮したり泣きながらインタビューに応じる選手が多い中で、中田〔英寿〕は落ち着いてインタビューに応じ、「代表はうまく盛り上がったんで、あとはJリーグをどうにか盛り上げてください」とコメントした。


【ウィキペディア「ジョホールバルの歓喜」より(2017年11月13日閲覧)】
 ウィキペディア日本語版にこんなことが書いてあるが、大嘘である。

 NHKの中継に試合後にインタビューに登場した選手は、順に岡野雅行、井原正巳、相馬直樹、山口素弘……。みな冷静、意外なほどサバサバしていてである。中田英寿はNHKのインタビューには登場しない。

 「まあ……、代表はうまく盛り上がったんで、あとはJリーグをどうにかしてください」という中田のコメントは、NHKでは年末の再放送で流れた。もっとも、その後のサッカー人生を見ても、中田本人は「Jリーグ(日本のサッカー)もよろしく」という人間では全然なかったのだが。

 これまた、数ある「中田英寿神話」のひとつだろう。しかし、《「〈沢村賞は米大リーグのサイ・ヤング賞を真似して作られた〉という嘘」をスポーツライター玉木正之氏が吹聴しているという嘘》を平気で掲載している件といい、今回の中田英寿のコメントの件といい、どうしてウィキペディアの執筆者たちは事実を確認しないで書くのだろうか?

本当にひとりになりたかったのは誰?
 試合終了直後、中田英寿だけは喜びの表情を見せなかった……とか。ビクトリーランの列に中田英寿だけは加わらなかった……とか。試合後の記念の集合写真撮影の際にひとりだけ後ろでクーリングダウンしていた……とか。これらの逸話も、この試合から伝えられる「中田英寿神話」である。

 こうやって「意識高い系」(という言葉は当時存在しなかったが)を演出することによって、中田英寿は神話的に称揚されることになる。日本のジャーナリズムもサッカーファンも、それでかえって中田を甘やかすことになり、結局、中田は国際クラスのサッカー選手としては伸び悩み、尻すぼみで終わってしまった。

 しかし、フジテレビのカメラは、試合終了直後、名波浩と喜んでみせる中田英寿の姿をハッキリと映し出している。

【試合終了直後、人並みに喜んでいる中田英寿(右は名波浩)】

 さらに、NHK実況担当の山本浩アナウンサーは「ひとりになりたかった名良橋の姿もピッチの上に見られます」と語っている。本当に集団から離れてひとりになりたかったのは名良橋晃の方だったようだ。

 テレビは、虚心に見れば、思い込みとは違う「真実」が見られるメディアである。

(この項,了)


【追記】国際映像と日本の独自映像
 さらにあらためて、この試合のNHK版の録画を見直してみた。1997年当時はあまり気にならなかったことだが、おそらくは国際映像と思しき試合の映像の間にNHKの独自映像がバンバン入る。被写体は主に日本のベンチ、なかんずく岡田武史監督である。イランのベンチの様子などはほとんど映らない。

 一喜一憂する岡田監督の様子や、延長戦直前に選手起用や戦術について考えに考え抜く岡田監督の様子などが映し出されてそれはそれで興味深いものがあった。一方 175/60R15 81Q WINTER MAXX 02 (ウィンターマックス 02) DUNLOP (ダンロップ) [スタッドレスタイヤ 単品]、国際映像ではどうなっていたのだろう? 

 日本がワールドカップ本大会に出られなかったときは SUBARU インプレッサ (GD/GG系) GD9 00/08~02/10 フロント セラミック、NHK(20世紀のW杯の各国の放映権はもっぱら公共放送優先であった)は、国際映像をほぼそのまま放映していた。だが、日本がアジアの代表としてW杯本大会の常連となると、日本代表の試合では、この手の「独自映像」を多用するようになる。

 こういう「悪癖」は、この時すでに確立されていたのかもしれない。国際映像とは、言わば国際的な評価である。反面、日本のテレビ局の独自映像は、それを日本でのみ通用する価値観に変換してしまう。すべてが「日本目線」なのであって、「視点の第3者性,国際性」が損なわれてしまう。

 こうした習慣が、2006年ドイツW杯での中田英寿の醜悪な引退パフォーマンスにつながっていった……かもしれない。





 中田英寿の「神話的な称揚」については以下の著作の第9章に詳しい。



最後に……
 日本でNHKのスタジオ解説をしていた加藤好男氏の頭髪の生え際が少々怪しい。